本日の金融トピック　2020.7.13

海外時間：
欧州入り後もドル円は軟調な値動きが継続し、NY午前には一時106円64銭
の安値を記録。しかしその後は米株や米10年債利回りの上昇もあって小幅
に値を戻し、結局106円90銭付近でクローズ。

＜今後の材料＞
新型コロナ治療薬に対する期待から米株が堅調に推移する中、為替市場で
はややドル安が進行。一方で円は広い通貨に対して買われたことで、ドル
円は約2週間ぶりに106円台を記録した。

世界各地で感染第2波の懸念が高まる中において、治療薬の開発前進は株価
の上昇に繋がる。但し状況は依然不透明であり、これだけを以ってして株
価および為替に明確な方向感が出てくる展開にはなりにくいだろう。また、
米国の実質金利が低く抑えられていることもあり、例え株高の局面におい
てもドル円の上値は重い値動きとなりそうだ。

本日のドル円予想レンジ：106円50銭～107円50銭

【香港市場】
ハンセン指数（前日終値） 25,727.41（-482.75）
HKD/JPY（海外市場CLS） 13.78

【オフショア人民元相場】
オフショア人民元1年物スワップ幅（執筆時気配値）：+1360/+1410

Source: Bloomberg