【実話】著名ヘッジファンドのパフォーマンス状況、トップファンドと厳しいファンド比較!
モナコのプライベートバンク(PB)にてプライベートバンカーとして、富裕層向けに投資案件調査、資産運用や節税アドバイスを行っているHiroshiといいます。
業界ルールでは、個別ヘッジファンドのパフォーマンスは非公開が通例ですが、著名ファンドの運用成績を定期的に開示しています。
幾人の方からパフォーマンスの早めの開示や投資方法の問い合わせがありましたので、今後もトピックとして開示したいと考えています。(個別のファンド名は、NDAを先方と締結しており、先方に迷惑が掛かってしまうため非公開とさせて頂けばと思います。)
海外トップクラス ヘッジファンドのパフォーマンス(2021年1月25日時点)
定例トップクラスのファンドパフォーマンスの紹介となります。本ファンドは、運用パフォーマンスNo1といっても過言ではないヘッジファンドのご紹介となります。モナコのプライベートバンク勤務の知人からの紹介となります。
ファンドに関するマンスリーレポート(月1回発行)となります。最近は、同社のCEOと仲良くなり毎週レポートを受理するようになりました。
同ファンドは、プロも投資したがるスーパーヘッジファンドとなり2020年のパフォーマンスは、1年で驚愕97.15%とヘッジファンドNo1クラスのパフォーマンスでした。絶対収益型のファンドであるため下落局面でも利益を出すような運用方針です。
2021年1月(1月25日時点)のパフォーマンスは、8.52%(手数料控除後)となります。
パフォーマンスは、順調です。同ファンドの経営者にパフォーマンスが良い理由を聞いた所、先月同様にAIによるシステムトレードを行っており、膨大なデータ―取引量による機械学習とマーケットが上手くかみ合ったとの事です。
日本の著名ヘッジファンドの厳しい現状
こちらのファンドは、去年のパフォーマンスは、-31.71%となり、一時は、120億円が42億円まであった運用資産額が減少しています。
同ファンドについて、パフォーマンスが好調な時は、国内ヘッジファンドの異端児として注目されていたファンドでした。また当時は、各賞を受理し、各メディアへの露出が多く新聞やプロ向けの情報サイト(Bloomberg、ユーリカヘッジ等)にも紹介されていたことを覚えています。
プロのヘッジファンドでもパフォーマンスが悪化していますが、主な原因は何だと思いますでしょうか。
運用方針やトレーダーの方針が変わった等と色々考えられますが、内部の知り合いにヒアリングを行った所、優秀なアナリストが退職した事が大きく運用に大きな支障を及ぼしていると聞いています。
まとめ
プロのヘッジファンドでも大きな損失を被ることがあるため、ヘッジファンドの選定は、非常に重要となり、投資の際は、慎重に行う必要があります。皆さんの資産運用の参考になればと思います。
補足説明:読者の皆様には、少し海外に視野を広げることでプロの間では、パフォーマンスの良い魅力的な商品があることを知って頂きたいためプライベートバンクに関する最新の情報配信を行っております。
モナコ在住。モナコのプライベートバンク(PB)、ファミリーオフィス兼務、また個人投資家として、15年の日本株、外国株式(香港、中国、ベトナム、ドバイ)の運用経験を有する。
投資案件調査、資産運用や節税アドバイスを行っています。2007年から日系銀行に勤務。経営企画、上場経験を得てモナコに移住。個人投資家向けに対して、日本株運用のアドバイスも行っています。