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【実践】日本株の銘柄選定の手順及び頭の使い方

日本株の銘柄選定の手順及び頭の使い方

個人投資家として15年株式運用をしていますが、少しでも参考になる部分があればと思い日々実践銘柄選定の手順を紹介します。大学院MBAでファイナンス(特に株価)を研究していました。個人投資家に役に立つ情報を配信します。

①金融情報、サイト(日経新聞、Bloomberg)
デイトレーダー以外は、日経新聞、Bloombergは最低限日々読んだ方が良いです。

サイトのタイトルの閲覧だけでも最初は良いと思います。ポイントは、習慣させて、知識を蓄え、頭を使うことです。習慣は、恐ろしく蓄積し、最終的に大きな力になります。成功者で良い習慣を取り入れていない人はいません。

日経新聞:https://www.nikkei.com/
Bloomberg:https://www.bloomberg.co.jp/

(余談:実話)
銀行で勤務していた当時、日経新聞は読まない人は失格と言われていましたし、金融で生業をする人が日経新聞を読まないとは有り得ない雰囲気です。日経新聞のトピックを知らないと各金融機関の担当者との打ち合わせでこんな事もしないレベルかと思われます。イメージ的には、弁護士で六法全書を持っていない、読まないレベル感となります。

【具体的な手順】
金融情報にアクセス。例:日経新聞(新聞or電子版)、Bloomberg、ロイター、FT

(1)キーワードから上昇しそうな銘柄を選定。
例:日経新聞再生エネ普及へ規制総点検 河野規制改革相
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65140470X11C20A0PP8000/

サイトから”再生エネルギー”、”風力”が重要なキーワードと抽出出来ます。

(2)株探で銘柄探し
再生可能エネルギー関連
https://kabutan.jp/themes/?theme=%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC&capitalization=1

   
風力発電
https://kabutan.jp/themes/?theme=%E6%B4%8B%E4%B8%8A%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB&market=1&capitalization=-1&stc=pbr&stm=0&col=pbr
   
上記の説明となりますが、株探でPER、PBRの”-”の表記は無視します。理由は、PERとPBRの算出公式を確認すれば解除する理由が分かるので割愛します。
またテーマ株選定となりますが、業界的として、極端に数値が高い銘柄(PER80倍以上等)は、割高になるため投資銘柄からは排除します。
そして、四季報や各企業のホームページを確認し、財務分析(業績、資産、負債等、隅々まで分析)や時価総額を確認します。問題がなければ、市場や銘柄の動向を見ながら売買。

戦略的には、テーマ株とプチバリュー株のハイブリットとなります。

②日々生活からの気付き。例:人数が集まる場所、商品、店舗内の行列、コロナ禍のニーズ(テレワーク、IT、Gototravel、eat関連等)

(1)コメダの例
コロナ禍にも関わらず、コメダに行けば毎日待ちの顧客人が多い(実話)ため業績が下がっても一過性と予測します。なぜコメダが混むのか分析します。

定性面:モーニングが美味しい、サービスが良い、テレワークがしやすい、新聞有等
定量面:商品の売れ筋、業績への影響、月次売上、経常利益率、販管比率の推移等

実際本日のコメダの株価は、1800円まで減益に伴い売られましたが、現在は反発し、1,877円(2020年10月20日日本時間10時前後)で推移しています。

3543コメダホールディングス 
https://kabutan.jp/stock/news?code=3543&b=k202010140049

(2)近畿日本ツーリストの例
知人から聞いた話では、大阪堺のJTBや近畿日本ツーリストはGotoTravelの影響で客待ち状態となります。
そこで、近畿ツーリストの株価をチェックします。

9726KNTCT
https://kabutan.jp/stock/chart?code=9726
1,115円の為、株価を見てある程度Gototravelは、織り込み済と判断できます。

以上から気付きから銘柄を判断することが出来ます。

よって、アンテナを高くすることで、日々の気付きやヒントは幾らでもあります。情報感応度を高く意識し、実際にやるかやらないかは本人次第となります。

個人投資家のご参考になれば嬉しいです。