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個人投資家の儲ける方法:東証29年ぶり高値 バイデン氏当確を好感横目に個人投資家は何をすべきか?

個人投資家の儲ける方法:東証29年ぶり高値 バイデン氏当確を好感横目に個人投資家は何をすべきか?

大統領選も方向性が見え、週明け9日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸し、取引時間中としては約29年ぶりの高値を付けています。米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領の当選が確実となったことを好感した買い注文が先行した。上げ幅は一時500円を超えました。

この様な状況下に日経平均採用銘柄を順張りで買っては、長期的に爆益(100%以上)は難しいと思います。具体的に買ってはいけない銘柄は、日経平均への寄与度が高い以下の銘柄となります。

以下の銘柄が、本日3%~4%上昇しています。
・ファーストリテイリング
・ソフトバンクグループ
・エムスリー
・東京エレクトロン等

個人投資家は、資金が少額であるため、大型銘柄に投入すると資金の効率性が悪くなります。その理由は、中小型銘柄より最低購入金額が高く、時価総額が大きい(成長済)く、伸び代(成長性や株価上昇率)が低いためです。

では、個人投資家が取るべき戦略はどのようにするのか後述します。

個人投資家の取るべき戦略

大統領選挙結果による上昇相場が目途が立ち、個人投資家が株投資として意識する点は、大きく2つあると考えます。(空売りもありますが基本買い目線でお伝えします。)

1.好決算の中小小型銘柄を拾う。
本日日経平均は、500円+αと大幅に上昇していますが、一方で好決算にも関わらず個別銘柄で下落している銘柄があります。

個人投資家の強みは、時間を味方につけることが出来るため、企業分析をして、財務的に問題なく、企業成長力もあるのであれば買いに向います。

機関投資家は、マンスリーパフォーマンスで厳しい成績を求められますが、個人投資家は、時間的に余裕があり、銘柄が下がれば喜んで買うことが出来ます。(株価が下がり、喜べる位の銘柄でなければ、銘柄を調査しきれてない可能性があるので、しっかり調べた方が良いです)。

2.米国株に投資する。
有難いことに現在為替が1ドル103.38円になっています。
今まで米国株には興味がありませんでしたが、そろそろ為替を勘案し、米国株を購入しても良いタイミングになってきました。ベストタイミングは、100円~102円と考えます。

過去の経験則で外国株を扱う場合は、銘柄選定で優良銘柄を選ぶのは当然ですが、先ずは為替水準を見なければなりません。

今まで直近の米ドルレートは、104円~105円でしたが103円で推移しています。もし105円で始めていたら如何に良い銘柄でも-2%からの投資スタートになります。

1,000万円の運用資金であれば、マイナス20万からのスタートになります。もし現在103円から始め、個別銘柄も上手く上昇すれば、105円で始める時と比較し、+2%プラスαと2重取りが出来ます。勿論更に円高で購入出来れば尚良しとなります。

2%の重みを十分理解して、投資タイミングを見極め1円でも安く購入することが富裕層に近づく方法になります。

次回以降、銘柄選定の際に必要となり米国株の情報収集について記事にしたいと思います。

Hiroshi Fuji、モナコ在住
個人投資家として、15年の日本株、外国株式(香港、中国、ベトナム、ドバイ)の運用経験を有する。

2007年から日系銀行に勤務。経営企画、上場経験を得てモナコに移住。個人投資家向けに対して、日本株運用のアドバイスも行っています。MBAホルダー、証券外務員、プライベートバンカー資格等。

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