経済情報

本日の金融トピック 2020.7.8

日経平均 22,620.92(前日比+6.23)
USD/JPY  107.65/70
CNH/JPY  15.31/34

LDN-NYC
HIGH
LOW
CLOSE
USD/JPY
107.79
107.50
107.51
USD/HKD
7.7501
7.7500
7.7501

【トピックス】
欧州委員会見通し:
ユーロ圏の20年の成長見通し、8.7%減(5月時点予想7.7%減)

【米株式、債券市況】

NYダウ平均 25,890.18(-396.85)
ナスダック総合 10,343.89(-89.76)
米10年債利回り 0.640(-0.044)【為替相場】
ドル円107円台半ば。ドル高が進むも、ドル円の動きは限定的

東京時間:
ドル円は107円台前半でスタート。日経平均株価が軟調に推移する中、
ドル円は小動きが継続。しかし東京時間午後に入りドル買いの勢いが
強まるとドル円も上げ幅を拡大し、終盤には107円60銭付近まで値を
上げた。

海外時間:
ドル高の動きが続く中、ドル円は107円79銭の日中高値を記録。しかし
、ドル高一服に伴い小幅に値を下げ始めると、その後は米金利低下の
動きに連れてドル円は107円50銭まで値を下げた。

<今後の材料>
昨日は特段の材料もない中、ドル高が進行。広い通貨に対してドルが
買われたものの、ドル円については値動きが限定的であった。

ここ最近のドル円は、値動きに欠けて上値の重い値動きが続いている
が、主因としては“コロナ感染再拡大”や“ドルと円が同方向に売買
される”ことが想定される。加えて、米国の実質金利(名目金利-期待
インフレ率)の低下が続いていることも、ドル円の上値を重くする理
由の一つとなっていそうだ。原油価格の回復に伴い米国では期待イン
フレ率の上昇が続く一方、FRBの政策から名目金利は低位安定している
。結果、直近で実質金利は2013年以来の低水準(-8%弱)にまで低下し
ており、米株高をサポートするだけでなく、ドル円に対しては上値を
重くする遠因となっていそうだ。

本日のドル円予想レンジ:107円00銭~108円00銭

【香港市場】
ハンセン指数(前日終値) 25,975.66(-363.50)
HKD/JPY(海外市場CLS) 13.88

【オフショア人民元相場】
オフショア人民元1年物スワップ幅(執筆時気配値):+1320/+1370

Source: Bloomberg