【トピックス】
米6月非農業部門雇用者数:
+480.0万人(予想+323.0万人、前回+250.9万人→+269.9万人)
米6月失業率:
11.1%(予想12.5%、前回13.3%)
米6月平均賃金:
前月比-1.2%(予想-0.8%、前回-1.0%)
トランプ米大統領:
「今日の雇用統計は米国経済が強力に盛り返していることを証明している」
バルニエEU交渉官:
「EUと英国、深刻な相違が残っている」
メルケル独首相:
「EUと英国の交渉の進展は極めて限定的」
フロリダ州:
感染者数と入院患者数が過去最多の増加
【米株式、債券市況】
NYダウ平均 25,827.36(+92.39)
ナスダック総合 10,207.63(+53.00)
米10年債利回り 0.669(-0.013)
【為替相場】
ドル円107円台半ば。雇用統計は市場予想を上回るも、上値は限定的
東京時間:
ドル円は107円台半ばでスタート。日経平均株価が前日引け値水準でもみ合う中、米雇用統計を控えることもあってドル円は小動きが継続。終始107円40銭台を中心とした値動きが続いた。
海外時間:
米雇用統計は予想を大幅に上回る結果となり、初動はドル高・債券安で
反応。ドル円は一時107円72銭の高値を記録するも、その後は共に上昇した米10年債利回りが低下に転じる中、フロリダ州でのコロナ感染拡大が嫌気されたこともあり反落。米株も上げ幅を縮小し、結局ドル円は107円台半ばまで値を下げた。
<今後の材料>
米雇用統計は労働市場の持続的な改善を示したことで、相場は一時リス
クオンの展開。しかし、フロリダ州等でのコロナ感染拡大に水を差され、勢いは限定的であった。
各中銀の緩和策が株式相場を支えており、短期的には株価が大きく崩れ
る展開は予想し難い。一方でコロナ第2波関連のヘッドラインに反応し易くなってきている感もある中、明るい先行きを見通し難い現状では株価の一段の上昇は期待しづらい。斯かる状況ではドル円も上下に動き難く、特段のヘッドラインがない限りは引き続き107円台を中心とした値動きが続きそうである。
本日のドル円予想レンジ:107円00銭~108円00銭
【香港市場】
HKD/JPY(海外市場CLS) 13.87
【オフショア人民元相場】
ハンセン指数(前日終値) 25,124.19(+697.00)
オフショア人民元1年物スワップ幅(執筆時気配値):+1260/+1310
Source: Bloomberg