【トピックス】
中国5月財新サービス業PMI：55.0（予想47.3、前回44.4）
独5月サービス業PMI（確報）：32.6（予想31.4、前回31.4）
米5月ADP雇用統計：-2760千人（予想-9000千人、前回-20236千人→19557千人）
【為替相場】
ドル円108円台後半。リスクオンが続き、ドル円は一時109円に迫る
東京時間：
ドル円は108円台後半でスタート。前日比大幅高で寄り付いた日経平均株価がやや上げ幅を縮小すると、ドル円は108円40銭まで下落。しかしその後は底堅く推移し、終盤にかけては下げ幅を取り戻す展開となった。
海外時間：
欧州株が堅調に推移する中でドル円は108円80銭付近での推移が続くも、
OPEC+会合延期の可能性が報じられるとWTIが下落。これを受けて108円台半ばまで反落した。しかしNY入りにかけて米10年債利回りやWTIが上昇に転じると、米株の続伸もあってドル円は一気に108円98銭の高値を記録。その後も108円90銭付近で底堅く推移した。
＜今後の材料＞
リスクオンの展開が続く中、ドルは引き続き主要通貨に対して売られる展
開。一方、ドル円に関しては“リスクオンの円安”が優勢となったことで、
上値は重いながらも109円に迫る場面もみられた（本日東京時間に109円04銭を一時記録）。
中銀の大規模な緩和策が株高の背景であり、市場はネガティブ材料に対し
てほぼ反応しなくなってきている。かかる環境下、来週のFOMC（9-10）には注意を払いたい。イールドカーブコントロールの導入も議論される中、場合によっては米長期金利に上昇圧力がかかる可能性もゼロではない。この場合、“長期に渡る低金利”を前提に上昇している株価に影響が出ることも考えられ、じり安が続くドル円に対する下落要因となるだろう。
本日のドル円予想レンジ：108円50銭～109円50銭
【香港市場】
ハンセン指数（前日終値） 24,325.62（+329.68）
HKD/JPY（海外市場CLS） 14.00
【オフショア人民元相場】
オフショア人民元1年物スワップ幅（執筆時気配値）：+1160/+1210
Source: Bloomberg
