【経済情報】ドル円108円台後半、インフレ懸念は止まず米株は続落。日本株は?
モナコのプライベートバンク(PB)にてプライベートバンカーとして、富裕層向けに投資案件の紹介、資産運用や節税アドバイスを行っている”Hiroshi”といいます。
プライベートバンカーという仕事柄あらゆる投資案件や節税対策に携わっています。また最近は、日本から株式運用や金融英語教育の問い合わせが増えています。
本日は、世界の経済情報を以下の通り記載します。世界の金融情報に接することで皆さんの市場に対する相場観が少しづつ身につくと考えています。
本日の経済情報!
トピックス
日経平均 28,393.33(前日比-215.26)
USD/JPY 108.82/87
CNH/JPY 16.90/93
トピックス
独5月ZEW景気期待指数:84.4(予想72.0、前回70.7)
ビルロワデガロー仏中銀総裁:
「PEPPに関するテーパリング観測はまったくの憶測」
ブレイナード・FRB理事:
「米経済見通しは明るいが、雇用と物価の目標に程遠い」
「インフレ率の上昇が一過性である多くの理由がある」
デーリー・サンフランシスコ連銀総裁:
「見通しは目向き、年末まで経済に強気」
ボスティック・アトランタ連銀総裁:
「労働市場が完全雇用から遠く離れたところにある間は緩和政策を維持するべき」
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁:
「4月の雇用統計は非常に失望的だったが、基本的な景気ファンダメンタルの強さからするとこの先は増えると予想」
「米金融政策は当面現状維持になろう」
ブラード・セントルイス連銀総裁:
「インフレは今年2.5%から3%を推移、来年は2.5%を見込む」
【米株式、債券市況】
ナスダック総合 13,389.43(-12.43)
米10年債利回り 1.622(+0.018)
【為替相場】
ドル円108円台後半。インフレ懸念は止まず、米株は続落
東京時間:
ドル円は108円80銭付近でスタート。
海外時間:
欧州時間に入るとドル安の流れを受けてドル円は下落。
<今後の材料>
インフレ期待を背景に米金利が上昇する中、米株は続落。ただしこの日はドル売りがやや優勢となりドル円は小幅に値を下げた。
この日は複数の米当局者が“緩和策の継続”と“インフレは一過性”と発言したが、市場のインフレに対する懸念は止まず米金利は上昇する結果となった。かかる状況下、本日は米CPIの発表を控えており結果には注意が必要である。良好な結果となれば一段の金利上昇が予想され、米株が更に売り込まれることになるだろう。
この局面ではドル高を予想するが、株安を受けて同時にリスクオフの円買いも進むと考えられる。株安局面ではやや円高が優勢になりそうだ。
本日のドル円予想レンジ:108円30銭~109円30銭
出所:Bloomberg
本日の情報から皆さんはどのように運用すると利益が出ると考えますか?
総合的に現在の経済情報を勘案し、Hiroshiが運用する日本株ファンドは、好決算で下落した銘柄を買う運用戦略で進めています。本日も株式を淡々と大量購入しています。
まとめ
現役モナコのプライベートバンカーが、経済情報を配信しています。プライベートバンカーは、お客様の依頼に応じて如何なるニーズにも対応することが求められます。
Hiroshiは、プライベートバンカーが謎のベールに包まれた富裕層向けの上品且つ神秘的なイメージは日々不必要と感じています。実際の業務は、庶務業務から通訳や翻訳等も幅広くあります。最近は、運用依頼や金融英語教育の問い合わせが増えています。
よって、当方が情報配信することでプライベートバンカーに親近感を持っていただき、もっと皆さんに富裕層の扱う本物の金融商品を身近に感じて欲しいと考えています。
そのために皆さんの資産運用に有益と思える最新の情報配信を心掛けています。
補足説明:読者の皆様には、少し海外に視野を広げることでプロの間では、パフォーマンスの良い魅力的な商品や投資してはいけない商品があることを知って頂きたいため現役プライベートバンカーが金融・経済情報や投資に関する情報配信を行っております。
モナコ在住。モナコの現役プライベートバンク(PB)、ファミリーオフィス兼務、また個人投資家として、15年の日本株、外国株式(香港、中国、ベトナム、ドバイ)の運用経験を有する。
投資案件調査、資産運用や節税アドバイスを行っています。2007年から日系銀行に勤務。経営企画、上場経験を得てモナコに移住。個人投資家向けに対して、日本株運用のアドバイスも行っています。